着付教室@5回目

今週は着付のお稽古から少し離れて帯について勉強するセミナーでした。人形町の織元さん(京都の「河瀬満織物」の東京支社)にお邪魔して午前中は帯について学び、午後は着物と合わせてあーでもないこーでもないと実際に体につけてみたりするという一日がかりの研修でした。とっても楽しくて、とっても過酷なお勉強でした。

帯の三大産地は京都の西陣(85%)、福岡の博多(12%)、群馬の桐生(3%)だそうです。シェアの8割以上を占める西陣でさえ、年間3~40社づつ減っていき現在では約330社ほどになっているそうです。
西陣の帯作りの特徴は‘分業制’という事で約50の工程をそれぞれのプロが担います。それだけ多くの人の手を経て出来あがった帯が、メーカーから出荷されて流通に乗るとすごい値段になっているのも当然というか、仕方がないかな・・・と思いました。気が遠くなるほど細かく果てしない作業(もちろん間違いは許されない)を経てもその賃金はサラリーマンよりも安いというのですから、伝統が廃れていくのも致し方ないのかも。おじいさんが職人でもそんな辛い仕事を息子にやらせたくないと跡を継がせなかったため、現在の働き盛りの年代の職人さんがごっそり抜けてしまい、人手不足なのだそうです。

帯作りの工程についてもざっと説明を受けました。ミニチュアの機織りの実演を見せてもらったり、蚕から絹糸が出来るまでを教えてもらったり。実際に帯を触ってぎゅっと握ると新しい雪を踏みしめた時のような絹擦れの音がするのですが、糸の段階ですでに同じ音がするんです。きゅっきゅっって、ちょっと気持ちいい感じ。(わかるかな?)糸が細ければそれだけ繊細な柄が出来あがるけど、太い糸を使うよりずっと手間がかかるとか・・・考えたこともなかったです。

最近は名古屋帯の生産は約10%を切っていて、洒落帯というカジュアルに使える袋帯が主流になっているのだそうです。金糸、銀糸が入っていない普段使いの帯で名物裂の柄を全体に織り込んだとっても素敵な黒の帯があって。名物裂というのはお茶入れのお仕覆に用いられた柄のことでお茶のお稽古に着けていったらぴったり!だと思ったのです。もう一歩で買ってしまいそうになったけどぐぐっと我慢しました。帯に合わせて選んだ大人ピンクの色無地も薄茶色の江戸小紋もとっても素敵で全部まとめてポーンとお買い上げできたらどんなに楽しいことかと。そんなマダムな生活がしてみたいものです。

でも、私が着けていた帯を見て素敵!と購入された方がいたんです~羨ましいけど、それだけ似合っていたってことかしら(自画自賛)と嬉しくも思いました。
私・・・けっこう着物、似合うかも?!

今日は物欲と戦って本当に疲れ果てたお稽古でした。

2010/03/20(土) | お稽古 | トラックバック(0) | コメント(0)

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