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とても美しい物語だよ。

ファウスト (第1部) (新潮文庫)ファウスト (第1部) (新潮文庫)
(1967/11)
ゲーテ

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やっと・・・やっと、読み終わりました。メルヒオールが読んでいるゲーテの「ファウスト」。実は8月から持ち歩いていたのだけど全然読み進めなくて。難しかった!読んだだけでは全然理解できなかったよ。はっきり言って字面を追っただけ・・・デス。

ファウスト (まんがで読破)ファウスト (まんがで読破)
(2008/08)
ゲーテバラエティアートワークス

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ファウスト (朝日文庫)ファウスト (朝日文庫)
(1994/02)
手塚 治虫

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という訳で漫画の力も借り(汗)。

まんがで読破シリーズの「ファウスト」はすごくわかりやすくて良かったです。漫画には抵抗があったけど、翻訳ものである以上、翻訳者の見解が訳の中に入ってしまうのは本でも漫画でも同じことかな、と思ったりして・・・参考にさせていただきました。手塚治の「ファウスト」は設定を変えすぎで別の作品になっていました。むしろ、一緒に掲載されている「百物語」(舞台は日本)の方が好き。主人公の名前も不破臼人(ふわうすと=ファウスト)だし(笑)。

それにしてもメルヒオールはファウストとかぶります。教会や神に対する斜めな態度とか、アグレッシブに真理を追究していく姿勢とか。もっとも自我の確立をめざし、自然を理性で理解しようとするのはヨーロッパ的人間の原型らしいので、メルヒオールはステレオタイプのゲルマン人として描かれているだけなのかもしれない。でも、「春のめざめ」に重ねるとファウストの子供を妊娠し、死んでしまいながらも、最後にファウストを悪魔から救うマルガレーテはそのままベンドラ!第二部ラストのファウストの魂が天に引き上げられるシーンはメルヒオールが言う通り本当に美しいと思いました。

すべて移ろい行くものは、永遠なるものの比喩にすぎず。
かつて満たされざりしもの、今ここに満たされる。
名状すべからざるもの、ここに遂げられたり。
永遠にして女性的なるもの、われらを牽きて昇らしむ。

あぁ、天に召されるという事が、本当にこうだったらいいなぁ、と願わずにはいられません。

2009/10/26(月) | 読書 | トラックバック(0) | コメント(2)

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2009/10/27(火) 23:13:07 | | [ 編集]

BOIS

>鍵コメ様

ファウスト、読みにくいよね・・・(汗)

いつの時代でも国でも人の気持ちはそんなに変わらないんだなぁ・・・というのが最近の発見。
励まされる、ステキな言葉がたくさんあるね。
どうもありがとう。

2009/10/28(水) 22:00:42 | URL | [ 編集]

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