思うだけで舞い上がる

09年9月3日ソワレ「春のめざめ」

9/1のカッキ―鼻声事件、そして3日はマチソワ公演日。今日も調子悪かったらがっかりだな~と心配と少々の覚悟をして臨んだ私の前楽。

それが、それが・・・もう、本っ当に最高の舞台でした!

うわぁぁあ、すぐにでもまた見たい!という気持ちになったけど、落ち着いたら余りにも良かったこの日の公演に満足してとっても幸せな気持ちになって、この記憶を上書きしたくないと前予に敗れた4日は意外と穏やかに過ごすことができたのでした。この日、終演後お茶していたらpocaちゃんに「笑ってる」と指摘されるほど、思い出してはにやけていたみたいです。

カッキ―も公演続きの中でよくあの声を持ち直したと感動。調子を崩した時はやっぱり若くて経験が少ないから体力の配分ができないんだわ、とか思っていました。ごめんなさい。さすが、プロでした!

既に記憶がごっちゃな上にだらだらと長いだけで中身がありません。(演目違っ・・・)せめて畳んでおきますね・・・。

<自由:11回目>

【Mama~Mama Re.】
椅子の上に立つベンドラ、鏡を見て語りかけていたんだ!下手の壁にある鏡!あれはベンドラのお部屋にある鏡なんだ~。都築ママは「誓うわ!」の腕が斜めなのが最後まで気になっちゃいました。まっすぐ上げて欲しかったなぁ、なんて。(←石塚イルゼ風に)
ガールズの歌にかぶせてボーイズが椅子を運んで着席した途端、緊張感あふれる教室になり、同時に空気も変わるのがスゴイ。

◇ラテン語のレッスン
竹内エルンストが正解を言ってるのに・・・モリッツ寝てるから聞こえてない!先生に指されて毎回しっかりひっくり返る声、リアルでした。白瀬ゲオルグのびびってる表情が可笑しすぎ。一和ハンシェンはフッて一瞬笑ったりして、イジワル~。

【All That's Known】
柿澤メルヒの憎々しげで悔しそうな「イッレ!」が本当に良い。後ろに流れるラテン語の響きもたまらない。

教師に対する憤りの感情を制御できずにいるメルヒが謝るモリッツに「どおってことないよ、気にするな!」って強い口調で言い返すのもなるほどとても自然な気持ちの流れ。モリッツにイラついてるんじゃないんだよー。

【The Bitch of Living】
「最後の警告だ!」から「もう、ブチ切れそう」と歌いだすまでの一瞬の間が長くない?ボーイズにあんなに威嚇されても微動だにしない、田代-先生すごいなぁ。
バクハツ!のジャンプがやっぱり好き。カッコよく決めた後、一和ハンシェンの手は何を確認してるの?

◇放課後
固まってるモリッツとメルヒ。メルヒ・・・本当にキラキラしてかっこいいなぁ。いかにも主席にもなれる優等生に見える。固まってそこにいるだけなのにモリッツとメルヒの対比が見えるなんてすごいと思う。

【My Junk】
実はSS-Lの一番上でノリノリな三雲モリッツ。この時のモリッツはもじもじした少年ではなくて、男らしくてかっこいい!マルタとモリッツのコンタクトを見ようと思っていたのに物理的に無理だったり、岸本テーアに釘付けだったりで結局見れなかった・・・。
ガールズがスカートふわふわさせてくるくる回ったり、ラブ!ラブ!ラブ!のジャンプもキュート。私はあんなに高く飛べないや。
pocaちゃんと協力して「My Junk」のメインの歌詞は一通り制覇しました!・・・が、コーラスまでは無理。早くCD・・・

【Touch Me】
本当に良い曲です~皆の気持ちが切なくて切なくて、泣けてくる。
モリッツだけは制服の上着を脱がないんだよね。モリッツの上着は学校と自分をつなぐもの、なのかな。(全編通してシャツ姿にはなるけどベスト姿にはならないよね?)

【The Word of Your Body】
校長先生と都築-先生に呼び出されてニコニコ立ち上がるモリッツ。ネクタイ直しちゃったりして。それが・・・あぁ・・・みるみる表情が硬くなっていて・・・。先生のセリフはなく、メルヒの日記で状況がわかるようになっているのが面白い。ここのメルヒの日記はキーワードがいっぱい。
メルヒとベンドラが心を通わせている一方、膝を抱えて泣いているモリッツ。パパの姿を見つけて「もし、僕が退学になったとしたら・・・」と打ち明ける。この時のモリッツは‘僕’って言うんだよね。親とも一定の距離がある堅い家庭なのかな。そんなモリッツに容赦なくビンタする田代-パパ。恥をかかせやがって!・・・とあくまでも体面が大切なんですね。パパの言葉以外にモリッツのママが出てこないのも、パパの支配下にあるような家庭で、マルタ-ママと同様にパパには絶対逆らえないから?この時代はそれが普通なの?だからモリッツは進歩的に見えたメルヒママに憧れているのか。

【The Dark I Know Well】
「外へ出るのか?そりゃいい考えだ!」のところで右手を外へ向かって伸ばすのは勝間マルタバージョンだっけ?撫佐さんはやっていなかったけど、腕を伸ばすの好きでした。
ガールズの中でアンナはあまり目立たない役だけど、マルタの虐待を「誰かに言わなくちゃ」とか「私は子供は自由に育てるわ」とか友達思いでとっても優しい子だというのが伝わってきて、特に松田アンナはカテコでにっこにこでとってもかわいくて大好きでした。
イルゼとマルタのデュエットは石塚イルゼだとマルタと同じ苦しみを共有している感じで、金平イルゼは苦しみを乗り越えてマルタを守っているようにさえ感じます。

【And Then There Were None】
ハンシェンはラテン語の授業でモリッツが先生に怒られている時も校長室に忍び込んだ時もちょっとイジワル。でも、やっぱり友達なんだ!とここで思います。モリッツの自虐の叫びに一番最初に共感してハーモニーを作るのがハンシェンだから。そもそも1学年60人以上いる学年でつるんでいる6人組なんだし、お葬式で冷たく花を投げるのも死んじゃったモリッツに対して‘なんでだよ!’と怒ってるとか、悲しみを上手く表現出来ないのかなって思う。クールにちょっと背伸びしてるのがハンシェンのキャラだと思うし。もしイジワルで仲が悪かったらモリッツと仲良しのエルンストだってハンシェンのことを「大好き!」なんて言わないはず。

【The Mirror-Blue Night】
メルヒオールが青い光に包まれて自分の世界を彷徨っています。吸い込まれてしまいそうな青の世界。ベンドラに話しかけられて現実に戻る瞬間もすごい緊迫感。自分を持て余してどうしようもないメルヒオールが痛々しい・・・。

【I Believe】
メルヒとベンドラの会話がちょっと抽象的。「私たちこんなことしちゃいけない」と言うベンドラに「こんな事って何?愛すること?」「僕には聞こえるんだ、君の鼓動が・・・」ってのはきれいにまとめ過ぎな気がするなぁ。

ここのボーイズ&ガールズのコーラスがとってもきれいでラストの盛り上がりをピタッと止める野口コンダクターの動きがめちゃくちゃかっこいい事を発見!!

【The Guilty One】
あれ・・・?CDだと「Don't Do・・・」の後に入ってるけど、曲順違うよね・・・?何故?
もう一度志村-牧師の顔芸(オイ!)が見たかったなぁ。

【Don't Do Sadness/Blue Wind】
イルゼがモリッツに送ってと言った家は「芸術家たちのたまり場」なのか?久しぶりの「我が家」なのか?そもそもそのどちらにもイルゼは帰ることができるのか?お父さんが死んでやっと自宅に帰れた・・・とか?この後メルヒのお手紙を届けたり、ガールズと一緒にいたり、皆の近くにいることを思うと自分の家に帰れたのかなぁ?久しぶりの家に一人で帰りにくいからモリッツに「送って」って言ったのかも。

【Left Behind】
壁のオブジェのひとつ、棺に横たわる人形にライトが当たっていることに気が付きました。あのオブジェはモリッツだったのか!頭の無い制服姿にお花を持った人形・・・。モリッツの自殺が口の中でピストルを発砲させる方法だから頭部の破損がひどくて、頭のない遺体だったりするのかな?とか思って人形を見ると・・・うぉ・・・悲しい。銃声を聞いて戻ったイルゼが死体を見つけた・・・とか?お花を手向けるイルゼは棺に向かってとても悲しそうで、顔をあげた瞬間には怒りが溢れていて、金平さん、ホントすごいです。

【Totally Fucked】
ノリノリのこの曲大っ好き!この日のカッキ―、「逃げられたらいいのに~」で上げて歌ってたよ!初めて聞くバージョンでかっこいいアレンジでした!!
この曲で下手の壁の上の椅子に追いやられるメルヒオール。(そういえば上川メルヒは上着を脱ぐのを中野-先生に手伝ってもらっていたなぁ・・・)ラスト、大人2人が棒をメルヒオールに向けているのは追放を意味しているんですかね。

【The Word of Your Body Re.】
竹内エルンストがちびまるこちゃんに出てくるキャラクターに見える。特にハンシェンの膝の上にのって目だけゆっくり動かしてハンシェンを見るところ!竹内くん、なんて表情豊かなんだ!(笑)
ハンシェンとエルンストのキスがどんどん濃厚になってますよー。キスの音までリアルに、んっぱ、て聞こえる・・・いやん。
ハンシェンは男の子も女の子も好きな男の子だけど、ちゃんとお年頃になったら女の子と恋愛して、普通に結婚するような気がする。将来の図が一番見えるキャラというか。「あのハンシェンと手をつなぐのよー」って罰ゲームになってるけど、私はボーイズの中だったらハンシェンと付き合いたいな~変?

【Whispering】
田代-医者がベンドラには「お嬢ちゃんもう大丈夫、すぐよくなりますよ」と言いながらベンドラママに妊娠を告げて、薬の瓶を取り上げるところがすごく怖いです。都築-ベンドラママが「なんてことしたの!」と迫るところもかなりの迫力。未婚の女性が妊娠することがこの時代、どんなに恥ずかしいことか感じられます。

衝撃的なシーンは確かにあるけど、この作品に私が嫌悪感を抱かないのは性のモラルが決して崩壊していないからだと思います。むしろ古臭い堅さが生きてる。例えば「マンマミーア」の3人の男性と・・・で父親が誰かわからない設定とか、「ウィキッド」のエルファバ誕生の秘密とか・・・そういう設定の方がなんだかなぁ・・・と思ってしまうのです。ミュージカルではベンドラにもメルヒオールにもちゃんと愛があるから(原作では強姦らしいけど)、全てを許すはずさ~

◇更生施設
闇医者に預けられるベンドラが上手に消え、その直後メルヒオールが更生施設を抜け出すのにRの柵越えをすると・・・あら?街角でばったり会っちゃいました!となってもおかしくないタイミングだなぁ・・・なんて思ってしまった。否、場所が違うんでしょうけど。

【Those You've Known】
更生施設を抜け出してからモリッツとベンドラの亡霊が出てくるこの展開はやっぱり急だよなぁ・・・。元四季落語家の三遊亭亜郎さんも「起承転結が弱く、ストーリー構成がいま一つ」とバッサリ。原因はこの辺りのまとめ感かなぁ・・・とは思う。でも、それを補ってあまりある舞台だと私は思ってるけどね!(亜郎さんの観劇日、私も劇場にいた!袴姿じゃなかったからか・・・気がつかなくて残念!)

【The Song of Purple Summer】
メルヒオールも他の少年・少女たちもこれからまた、いろいろな困難にぶち当たって「それでも生きていく」んだと思う。曲の雰囲気そのままのあたたかで穏やかな未来ではないかもしれないけど、ひとまず、大人の階段を一歩進んだ彼らにエールを。

2009/09/03(木) | 四季-レポ | トラックバック(0) | コメント(0)

«  |  HOME  |  »

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL
http://4lc.blog96.fc2.com/tb.php/827-4c61a505
 |  HOME  |