華やかなスペクタクルのマチネ

09年1月2日マチネ「オペラ座の怪人」

恒例のバースデー観劇は前日予約で大阪へ突発しました。本当は三が日は東京の演目でチケットを押えていたのだけど、今年のお正月は大人しく過ごそうと手放したのでした。結果、ちっとも大人しくなりませんでしたけど。(爆)でも、誕生日に涼太さんの舞台を見ることができて今年は良い年になりそうです。

ところで「アルプ1月号」での北澤さんインタビューがなかなか衝撃的なのですが。「辛くて声が出ないのに‘これぐらいでつぶれる声ならやめてしまえ!’と一喝された。ところがそのうちに声の調子が戻っていることに気がついた」「声と体に関しては、休めば衰える。自分の武器が声だとしたら、永遠に叩いていかないと衰えるから、鍛えてさらに伸ばすという感覚です。」とか言っていますが・・・声楽のことは知らないけど、そんなスパルタで本当に大丈夫なんでしょうか?「極限までやって、もう歌えないという時に新しい道が開ける」って、そこまで追い込む劇団って・・・私は正直、怖いです。この話、すべて涼太さんにも置き換えられるんですよね?それとも、この話をすべて真に受けて「そうか~だから涼太さんも舞台に出ていて大丈夫なんだ!声、鍛えないと衰えるからね。」と楽観的に思っていて良いのでしょうか。涼太さんや北澤さんだけでなく、皆さん、ホントにお体大事にして欲しいのですよ!

以下、長文ダラダライタタレポ。

【プロローグ】
大阪はオケが無いので、開演前の客席がしーんと静まりかえる緊張感がたまらないです。そして重々しい岡本オークショナーの「落札!」から「お客様の番号をどうぞ」までの間が本当に良いですね!前回はまるっきり見えなかったオークショナーがシャンデリアの電源を入れるのもかなり前のめりで迫力がありました。

前回、猿のオルゴールに対する涼太さん老ラウルの表情を見てからずっとこの時のラウルの気持ちを考えていたら、・・・この「オペラ座の怪人」の全てがラウルの記憶の物語なのでは?ということに思い至りました。

【ハンニバル~Think of me】
斎藤レイエも‘ローム’と‘ローマ’の違いにあまりこだわりがないみたい。何故?
ここでの苫田クリスの夢見る演技がとてもわかりやすくて好きです。メグに「クリスティーヌ・ダーエなら歌えるかもしれませんわ!」と言われて後ろへ後ずさり、メグに押されてようやく出てくる感じも良いですね~。意外とあっさり出てくるクリスが多い気がするので。
デビューしたばかりの後藤メグ。(元ヤングナラだそうですよ!)クリスが歌うのをすごく嬉しそうに見ていて、レイエと顔を見合せてにっこりするのがかわいかったです。友人からも聞いていたとおり‘クリスをお姉さんとして心から慕ってる妹みたい’なメグでした。苫田クリスが大人っぽく見える位とっても幼い感じのメグです。

一方涼太さんですが、もう出ない音がわかっていて、そこをいかに誤魔化すかというテクニックで乗り切っているように感じました。「幼い日に出会った僕は、あ、覚えている」と歌っていました。そ、そんな風に歌っちゃう?と冷や汗が出ました。「僕は↑」の「は」が出ないんだなぁ・・・。

【エンジェル・オブ・ミュージック~ザ・ミラー】
でも、「リトル・ロッテ」でのクリスとのハモリ「そう、エンジェル・オブ・ミュージックのあの声~」はうっとりするほどきれいでした。
「クリスティーヌ!」・・・力強く!「エンジェル?」・・・力強く且つ訝しげに!
いちいち決めセリフがバチッと決まります。

【オペラ座の怪人~舞台裏】
村ファントムもとっても良いんだけど、マントを翻してセクシーアピールをするところだけはどうしても笑ってしまう・・・ごめんなさい。
「MOTN」のラストの「夜の調べの中に・・・」がすごーく弱い音からだんだんクレッシェンドしていくのが好きなんだけど、今日は最初からわりと強めの「に~」だったのが残念でした。

【支配人のオフィス~プリマドンナ】
ここの涼太さんラウルは貴族らしい威厳がとっても素敵。カーラがラウルに「この手紙を書いたのは知ってる、この人!」と暴言を吐いたあと、石井ピアンジがラウルに謝っていたのが印象的でした。明確に立場が違うことが伝わってきました。

【イルムート】
ファントムの気配に5番ボックスのラウルと向かいのボックス席にいる寺田アンドレが目と目で会話をしていました。さすが、寺田さん!細かくて良いわ~

カウンテットをやることになったクリスに「心配するな」のあと、ためてゆっくり力強くきっぱりと「僕がいる」と言う涼太さんラウル。嗚呼、なんて頼りがいがあるのでしょう。

【All I ask of you】
とても丁寧に歌っている印象で時々声がざらつく感じはあったものの、目立ったトラブルはなく、台詞の間とか歌の緩急とか気持がこもっていて素晴らしかったです。
全編通してずっーと暗い舞台だけど、天使像の上のファントムがクリスとラウルの「All I ・・・」を聞いている時、暗闇の中に二人の声がふわぁ~と広がり、あまりに美しく響いてファントムの絶望が一層際立ちました。

【マスカレード】
やっぱり「2人はもう婚約をしたのだよ」の「し」が出ていませんでした。さらっとやり過ごすように歌っていました。

【-2幕-支配人のオフィス】
「だめよ!」からのマダムとラウルと支配人のやり取りでは特に戸田マダムが熱くてびっくり。ココ、すごく良かったです。
個人的に大好きな「あいつは~(短い)天使ではない。僕らに~付きまとう悪魔」も微妙に誤魔化していたけど、「今度泣きを見るのはお前の方だ!」は超格好良くて、再びハートを射抜かれました。

【墓場にて】
今回の苫田クリスはファントムの呼びかけに首を振ったり、うなづいたりはしていなかったけど、ファントムの声に振り向いてからみるみる表情が変わって、その泣きそうなくしゃっとした顔が切なさを誘いました。

【ドンファンの勝利~ポイント・オブ・ノーリターン】
「PONR」での苫田クリスのセクシーさは以前からだけど、今回苫田さんの指の動きが随所で色っぽくてドキドキしちゃいました。1幕のファントムの隠れ家で「行かなければ、お前のことをみんなが待つ」とファントムがぐっと手を握る時の指先とかマスカレードで姫だっこでくるくる回る時の涼太さんの頭に手を回しているその指先とか・・・。ちょっと妬けちゃうくらいセクシィでしたわ。

【地下の迷宮~怪人の隠れ家】
クリスがファントムにキスをするのを見ているラウルの表情が泣き笑いの様でした。きっと、まっすぐに生きてきたラウルはクリスのファントムに対する愛の形を想像だにしなかったんだろうな~。それでもクリスを助け出し、解放された後もクリスをファントムの元へもう一度行かせる(戻ることを許す)ラウル。あの表情はラウルも大人の階段を一歩上がった瞬間だったのかな、と思いました。

涼太さんの体調(声)は確かに完璧じゃなかったけど、それを工夫でカバーし、出来うる限りの力を発揮していたと思いました。そんな涼太さんの舞台を見て、私も出来ることを精一杯頑張らなくちゃいけない!という気持ちを新たにしました。(新年だし!)

涼太さんからパワーをもらった私だけど、私(たち)の応援も涼太さんのパワーのかけらになったらいいな。届け~!!

<大阪:7回目>

2009/01/05(月) | 四季-レポ | トラックバック(0) | コメント(4)

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poca

わ~(^^)レポだレポ♪

最近の涼太さんは写真でしか拝見していませんが、
なんだかたくましくなられたように感じます。カッコイイですね♪

でもお声が出ないというのはなんだか信じられず。
もちろん無理はよくないですけど、ほどほどに鍛えて完全復活していただきたいです(^^)

(アルプ記事は甘えは許されない世界だぞといいたいんだろうなぁと結構安直に
思っていたワタシです…)

2009/01/07(水) 12:21:06 | URL | [ 編集]

BOIS

>poca様
アルプの表紙裏写真のラウルは私も一瞬誰?って思ってしまいました。
なんか逞しく見えますよね。
東京オペラ座連投の頃はどんどん頬もこけていって心配だったので、
今くらいがちょうど素敵なのではないかと思います。

北澤さんのお言葉・・・そうか!!(目から鱗)
単純に言葉通りにしか読めなかった私が浅はかでした。

2009/01/08(木) 22:18:10 | URL | [ 編集]

らすかる

やっと行ってきました。
やはり声に違和感を感じました。
以前はキレイな声だったのに・・・(涙)
お芝居は良くなられましたよね~。以前のラウルとはかなり違っていたので驚きました。
キラキラでステキな子爵様。
頑張っていらっしゃる涼太さん素敵でした。
土曜日にまた行きます。

2009/01/09(金) 01:53:09 | URL | [ 編集]

BOIS

>らすかる様
涼太さんご覧になられたのですね~支配人のオフィスでは目が足りなかったのでは!?

涼太さんの印象、まったくの同感です。素敵なのに・・・残念、という複雑な感じ。
土曜日は私の分もじっくり見てきて下さーい(笑)

2009/01/10(土) 01:59:48 | URL | [ 編集]

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