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ユタと不思議な仲間たち

「ユタと不思議な仲間たち」を(生では)初めて観ました。

劇団四季の今年のテーマは「生きるについて考える」。浅利代表が政府主催の教育再生会議の委員を務めている関係で、今年は子供の情操教育に力を入れているのをはっきりと感じます。昨今新聞やテレビをにぎわす辛いニュース、イジメや自殺という問題に文化的な側面から手を差し伸べようという訳です。とっても素晴らしい事だと思います。

そういった事情を伏線に4月に開幕した「ユタと不思議な仲間たち」。
子供たちの仲間意識(=異質のものを受け入れない閉鎖性や長いものに巻かれてしまう弱さ)から生じるイジメ、イジメられる側の孤独とその克服などがとてもわかり易くストレートに表現されたミュージカルです。この作品を多くの子供たちに観てもらいたい!と児童招待公演が行われたり、東京公演に続いて全国公演という長期公演プロジェクトも始動しています。また、カーテンコールでは劇中歌の「友達はいいもんだ」を合唱して劇場中が一体となり、その後ロビーに移動したキャストのお見送りまであります。今、舞台を観て感動した役者さんが衣装のままそこにいて、お客のひとりひとりと握手をしてお互いに「ありがとう」の気持ちを伝え合うのです。また、この握手は‘ひとりじゃないんだよ’というメッセージを伝えるためのものなのかなと私は思っています。毎日大変だと思いますが、深い意味のあることだと思うので頑張って欲しいです。(あ、もちろん舞台も素晴らしいというのが大前提ですよ。)観客も俳優に対してミーハーに騒ぐのではなく劇団が作品を通して伝えたいメッセージをしっかり受け止めて帰りたいと思いました。

さて、今日の「ユタ~」ですが、冒頭のイジメのシーンから衝撃的で最初っから涙止まらず。。。全然劇団の伝えたいことを受け止めていないかもしれないけど・・・こんなに虐められても「いつか友達になれる」なんて思えるもの?そこで引っかかったらお話にならないのはわかっているんだけど私だったら無理っ。最初のいじめシーンではイジメっ子たちにされるがままのユタに涙が止まらないけど、ラストのケンカのシーンでは肉体的にも精神的にも強くなったユタの成長が感動的です。

レーザー光線を使った演出、傾斜のある舞台での演技、フライングなど、目を見張るような舞台構成は子供だけでなく大人の鑑賞にも十分堪えられる作品です。とても素晴らしい作品だと思う反面、ユタの孤独や座敷わらしたちの哀しさなどが重くて切なすぎて・・・私はリピートすることができません。

あ、でも藤原ユタはちょっと興味ある。覗いてみたい。(←演目違い)

今週のキャスト発表の衝撃と言ったら!ALL未定!!そんなの初めて見たよ~。あまりの潔さに笑ってしまった。午後にはキャストも固まったけど・・・まだ疑心暗鬼。それは杞憂で一応発表の通りの週末でほっ。

●田邊ユタ
おお~念願の田邊ユタだよ!嬉しいっ。昭和のいじめられっ子の雰囲気がぴったりです。弱虫で軟弱なユタが成長していくさまが本当にありありと表現されていました。何度も出てくる「ありがとう」の言い方も誠実さがにじみ出ていてすごく好き。フライングでくるくる回るのもすごかったです。パンフの経歴読んで、そのキャリアのバラエティの豊富さにも実力の高さを感じました。

●西門ゴンゾ(なんか馴染まない名前・・・)
すごーい存在感でした!立ち姿が凛々しくて演技も文句なし。2幕では少しセリフの発音が微妙だったけど想像以上に良かった!マンカスの時は華奢だと思っていたけどゴンゾでは大きく逞しく見えました。こんなにはまっているなんてびっくり!

●道口ヒノデロ
道口さんもとっても良かった!メリハリのある台詞回しがとっても面白くていい味出してました~。

●坂本ダンジャ
先週まで「オンディーヌ」だったのに今週は全く違う舞台に立っているなんて四季の役者さんって本当にスゴイ。体力づくりのダンスはちょっときつそうだったけど・・・また新たな里咲さんを見ました。

●岸本モンゼ
ちっちゃくてお見送りの握手の時沈んでいましたよ・・・。絶対気づかずに通り過ぎている人いたと思う。私が目の前に立った時も誰もいなくて寂しそうだったもん。

●笠松-小夜子
噂どおりとっても良かったです!新人とは思えない堂々としたもので歌も安定して上手だし、セリフも文句なし。なかなかスゴイ新人が出てきたなぁと嬉しく思いました。

●菊池ペドロ
当初キャスティングもされていなかった役に急に登板というのはどういう事情なんでしょう?全く仕上がっていない状態で舞台に出るのは本人も辛いでしょうに・・・。これなら座敷わらしは4人でいいかも。

お見送り握手
小川-新太、上原-たま子、道口ヒノデロ、田邊ユタ、岸本モンゼ、中村-大作

2007/05/06(日) | 四季-レポ | トラックバック(0) | コメント(4)

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kiko

このところのキャスト発表だと、どのキャストで観れるのか
当日にならないとわからなくて困りますよね。
私は2回目の観劇も初日と同じキャストでした。
それはそれで満足だったのですが、
道口ヒノデロ、観たいんですよ〜。
けれど、Wになってると前予も尻込みです・・・
手持ちのユタチケ、あとは東京千秋楽なんですが、
その時にはどんなキャストになってるやら、
楽しみにしてます!(ちょっぴり恐いけど)

2007/05/06(日) 23:24:34 | URL | [ 編集]

BOIS

>kiko様
私はそれほどキャストにはこだわりがなく、まぁ初回なので田邊さんがいいな位でした。次観るなら藤原ユタがいいです。平成のいじめられっ子な雰囲気にぴったりな気がするので。道口さんのヒノデロは演技も細かくてセリフのメリハリもとっても良かったです。握手でも大人気でした。千秋楽はどの組み合わせでしょうね~!ドキドキ☆

2007/05/07(月) 10:14:58 | URL | [ 編集]

ゆぴ

今週もダブルで読めないキャストですね・・・
(菊池ペドロに不安が・・・^^;;)
チケットとった時点では、邪念の(芝・・・)という囁きのため
今週最前列を取ってあります(苦笑)(芝さんよ、いずこに!)
でも、わたしはこの演目とても好きです。
初めて見たときはいかにもファミミュと思いましたが、
やはり、この作品が訴えかけてくるものはとても大きい。
現実的ではないのだけれど、これはたくさんの子供たちに、
そして子供を持つ親たちに、見てほしい作品だと思いました。
(なんて、邪念だらけで言える立場ではないけれど、笑)

2007/05/07(月) 10:51:42 | URL | [ 編集]

BOIS

>ゆぴ様
この間のTVでもペドロ仕様かと思うようなお髭姿だったのに・・・芝さんどこに行ってしまったのでしょう~本当に残念ですね。
でも、すごく素晴らしい作品だと思うので最前でがっつり観てきて下さい!四季のオリジナルミュージカルは地味で内容も直球なので、辛くても目をそむけずちゃんと伝えていかなければいけない作品ばかりですね。

2007/05/07(月) 18:54:32 | URL | [ 編集]

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