RENT

今日は映画の日だという事で、先日公開されたばかりの「RENT」を見てきました。エイズ、同性愛、といったネガティブな情報しかなかったのだけど・・・CMを見てからはちょっと楽しみにしていました。‘あの曲’が頭を離れなくて、どんな映画なのだろう?って。

「RENT」なかなか良かったです。
すごくよく‘出来た’作品だと思いました。80年代のニューヨークの雰囲気(けっして‘今’のNYではない。)がとってもリアルですごく現代的なテーマを盛り込んだ前衛的なミュージカルなのに、一方で古典。プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」が下敷きになっているんですって。物語のプロットがしっかりしている上に、ミュージカルの命とも言える音楽がとても良い。耳を離れないオープニングの「Seasons of love」に始まり、ロック、タンゴ、ゴスペルとバラエティに溢れたオリジナルな音楽の数々。タイトルの「RENT」(家賃)も絶妙なところをついているんだなぁ。オフブロードウェーのプレビュー前日に35歳で急逝した作者ジョナサン・ラーソン。この事実からして物語のよう。まさにこの作品は彼の分身なのだと思う。成功を自分の目で確かめることが出来なかった事がまた切なさ倍増。

確かに物語はメインキャスト8人のうち4人がHIV+で、病魔、貧困、ゲイ、同性愛、ドラッグ、と目を背けたくなるような題材が次から次へ出てくる。
自分がHIV+だという事実を受け入れている様でやっぱり受け入れられないという葛藤はHIV+を例えば‘コンプレックス’に置き換えれば誰にでもあること。この映画に登場する同世代の若者たちはそれぞれ問題を抱えつつも夢に向って努力している。先が見えないからこそ‘今’を大切に!と訴えかけてくる。とても切実に。夢が実現するかしないか、はまた別問題。
そして仲間っていいなぁ、と素直に思えるのでした。

重たい映画だったけど、良かった。エイズもドラッグも同性愛もさっぱり理解できないけど、不思議と嫌悪感はほとんど感じなかったし、訴えかけてくるものがある作品でした。「戦争の反対は創造」という芸術家らしいセリフが印象的でした。舞台版へのオマージュとして加えられた冒頭の誰もいない客席に向かい、8人が舞台一列に並んで歌うシーンだけで泣けちゃいますよ。この映画はまた観てもいいなぁ。とりあえず、サントラ欲しいな。

今日は築地で待ち合わせて、お散歩&ランチの後、映画鑑賞。その後銀座の「アンリ・シャルパンティエ」でお茶をして帰宅というコース。

築地では後が長いので生鮮品は購入できなかったものの、保冷剤をいれてもらって明太子を購入。ランチは(回る)お寿司。途中「HIDEMI SUGINO」に寄ってみるも見事にショーケースはすっからかん。本当にお見事。アンリではクレープ・ア・ラ・レーヌ(またクレープか?!)を。美味しかった☆

2006/05/01(月) | 映画・DVD・CD | トラックバック(-) | コメント(-)

 |  HOME  |