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日本料理神髄

日本料理神髄 日本料理神髄
小山 裕久 (2006/04/05)
河出書房新社
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実はカテゴリーの「読書」がひとつも書けなくてずっーと気にしていました。子供の頃から本が大好きで常に本を持ち歩き、小学校の先生からも「クラスで一番本を読んでいる」と言われ、大学では国文科に進んだ私なのに。会社を辞めて以来読書量が極端に減ってしまいました。電車に乗る時間が減ったことも原因のひとつかもしれないけど、なぜか集中力が保てなくて一冊を読み終わるのに数ヶ月もかかる始末。(最近はMDでミュージカル音楽を聞いてばっかりという話もある)でも、読み始めるとやっぱり文章の世界は楽しい。もっともっと本を読んで世界を広げないと!

さて、春から読み始めてやっと読み終わった本、小山裕久「日本料理神髄」です。面白かったし、すごく勉強になった一冊。
第一章「考えてきた」は小山さんが料理に対して考えてきたことを料理の世界を目指す若い人向けに語りかける内容なのでとてもわかり易く為になる事満載でした。私は料理人を目指している訳ではないけど、料理人が発するメッセージを受け取る事が出来るお客にはなりたいので、こういうところがプロの技、心の尽くし方なのだと知りました。

「切る」「焼く」「蒸す」「揚げる」「炊く」と技法ごとに詳しい説明があって、例えば、「切る」という内容では‘お刺身’がいかに‘料理’であるか?と言うことがよくわかる訳です。ちょっとお勉強的な内容でもあるので読むのに時間がかかったということもあるけど、本に線を引きつつ読んだのは久しぶりです。(普通はそんなことしません)

第二章「話してきた」では料理のジャンルを超えて交流のある方々との対談。それぞれの方から料理に対する考えや心構えなどを聞いていきます。フランス料理と日本料理に多くの共通点があること。考え方は同じでもその表現方法は真逆な技法を使う事などがとても興味深く思いました。2003年に自殺された「ラ・コート・ドール」のベルナール・ロワゾーさんとの対談もあってちょっとしんみり。。。家庭料理を知らずに日本料理は作れない、日本料理を知らずにフランス料理は作れない。無駄なことは何も無い。やっぱり‘急がば回れ’・・・なんだなぁ。

2006/07/10(月) | 読書 | トラックバック(-) | コメント(-)

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