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大感激!オペラ座の怪人

佐野ファントムのデビューとオフステージトークのイベント目当てで今日は「オペラ座の怪人」へ行って来ました。今週の‘夏休みスペシャル四季ウィーク’を〆るにふさわしいそれはそれは素晴らしい舞台でした。というか、むしろ「キャッツ」も「エビータ」も霞んで消えました。


ブラボー!佐野ファントム!


イベント日でコアなオペラ座ファンが集まっているためか(否、違うと思うけど)今日の舞台は非常に緊張感があって、出演者のベクトルが揃って同じ方向を向いていると感じられるような一体感がある素晴らしいものでした。言葉が見つからないほど感動しました。私の中で今年1番の舞台になると思う。私、今日はスタンディングしました。本当の感動で「立ちたい」と思ったのは初めて。それくらい素晴らしかった、伝わるかなぁ。。。

今日は初見の西クリスと佐野ファントムの組み合わせ。西クリス、高音が素晴らしいとは聞いていたけど歌だけでなく台詞も演技も容姿も想像以上の出来栄え!かなり期待していなかったので(失礼)良い方向に期待を裏切られたのも、今日の感動のひとつ。お顔は細面で鼻筋が通ってるので宝塚の人っぽいかな。声は陶器の様。南シラバブの声があれだけ評価されるなら西さんの声も相当だと思う。途中の音よりさらに上に行くほど澄んで響く、その上声量もある。すごい!「Think of Me」ではこのクリスの歌に佐野ファントム負けちゃうのでは?!と余計ないらぬ心配をしてしまいました。

はい、それは全くいらぬ心配でした。高井ファントムの様に透明でどこまでも伸びて響く声ではないけど、抑揚の効いた素敵な歌声でした。登場の「ブラヴィ、ブラヴィ・・・」は抑え目で、こんな感じなんだ・・・と確かに思った。続く「The Mirror」での「ここだ エンジェル・オブ・ミュー じ っ く、おいで エンジェル・オブ・ミュー じ っ く」の発音だけは正直なところどうしても違和感があったけど、そんなこと小さく感じる位その他は問題なし。私が小説を読んで想像していた‘ファントム像’にすごく近い。背が高いのに肩をすくめている事が多くて、それがファントムのコンプレックスを際立たせている。そしてそのコンプレックスを隠す為の怖さを纏ったファントムでした。佐野ファントムと聞いて想像していたイメージ通り、期待通りのファントムでした!もちろん、もっとこうだったらと思うところもあるけどまだデビュー4日目。これから何度でも観たい音楽の天使の登場です!

どこがどうというレポは私の手に余るのだけど、特に印象的だったのは「ドンファンの勝利」でクリスにフードをはがされた後の怪人メイク、すごい似合います。(褒めてます)不気味具合が絶妙です。(褒めてます)最後の地下室での三つ巴は緊迫の極致。一瞬だけロープに吊るされたラウルが佐野さんかと錯覚してしまいましたが。北澤ラウルは今日も素晴らしい‘ラウルさん’でした。青木フィルマン、林アンドレの組み合わせもすごく良かった。種子島カーラも絶好調。宮内メグも宮内さんらしいメグで良いと思います。秋山マダムは最初は良かったのだけど・・・2幕支配人のオフィスでの「だめよ!」からはちょっと不安定だったかも。(大丈夫かしら?)どちらにしても粗探しは不要。今日は満足のいく舞台だったのだから。

以下、オフステレポ!頑張ります。

前回のオフステレポをよそのブログ様で拝見していたので、今回もほぼ同じ内容だったと思います。ちょっと段取り臭さを感じてしまいましたが・・・。(毎回なんて変えていられないですよね!十分です!)

客席に入ると舞台の上に支配人のオフィスのセットとイス2つ、それからピアノ。四季の方から挨拶があって役者さん登場!

林和男さん(ベージュジャケットにネクタイ姿)
北澤裕輔さん(茶のパンツに白い半そでポロシャツ←っていうのかな?)
関与志雄さん(グレーのチェックのパンツ、黒にラメ入りのピタシャツ)

舞台上のイスに林さんと北澤さんが座り、上手側で立ったまま関さんが司会をされてオフステ開始。

<オペラ座アカデミック講座> 
前回と同じ進行で「悪魔のロベール」の話をしようとしたところ、前回参加者が結構いるという事がわかり、内容が重ならないように無理矢理(?)「ハンニバル」へ路線変更。

ハンニバルは実在の人物であるという事や、象に乗っているのは象が当時の戦力だったからで、カルタゴ(北アフリカチュニジアの辺り)からローマ征服を目指して北廻りで遠征したという説明。林さんが支配人デスクにおいてあるものを地図に見立てハンニバルがどういう経路を通ってローマに向かったか熱く語って下さいました。そして、ハンニバルはローマに到着したものの戦う前に自国がローマに襲われた事を知り討伐を諦め帰国したという史実。「帰り越しわが祖国 哀しやなローマの餌食 いつの日か討たん ローマを」という歌詞の意味が非常に良くわかりました。

そして予定通り「悪魔のロベール」の説明と4幕から王女の結婚の準備で召使が歌う曲をシンガーさんが歌って下さいました。この曲はフランス語で韻を踏んでいる美しい曲ですと、林さんが流暢なフランス語で説明して下さいました。とってもきれいな曲で北澤さんが「歌いたくなりますね」とコメント。すかさず関さんが「じゃ、次は歌って」北澤さん「えっ・・・えっ、次?」って感じでしたので次回のオフステに参加された方は北澤さんの歌が聞けるかもしれません。

他にはレイエさんの役割(コレペティートルと呼ばれる役職)とプロンプターボックスの話、「ドンファンの勝利」が‘全音音階’で作られているという話、‘全音音階’の説明など。この辺りは前回と同じだと思います。

続いて関さんから踊りの説明。‘ロンデジャンブ’‘タンドクイス’の形について。実際にダンサーさんが踊ってくれたシーンは「イル・ムート」の3幕のバレエをアレンジしたもの。林さんがすっくと立ち上がって両手を広げてダンサーをアシスト。「やってみたかったんです。こういう役、絶対来ないから」と満足そうでした。
この時代のオペラにはバレエが必ずといっていいほど登場します。それはオペラ座のパトロンの意向を反映しているからだそうです。オペラ座の踊り子を描いたドガの絵にも舞台の踊り子と客席のパトロンを描いたものがあってドガの絵画から当時の息吹が伝わって来るというお話がありました。北澤さんは「オペラ座カンパニーにいるとバレエが見れて楽しいです」と言っていました。

<オペラ座アカデミックイズ!三択式>

難しい~!1問目で撃沈しました・・・涙

●オークションでラウルの落札金額の合計はいくらでしょう(by塚本さん)
●オペラ座の踊り子を描いたドガのフルネームは何でしょう(by宮内さん)
●ピアンジのスリーサイズは?(by石井さん)

あまりに難しくて思いのほか正解者が減ってしまったので種子島さんは出題できず。ちなみにピアンジは胸いっぱいのマッチョ型・ずんどう型・おなか出っ張り型のどれか?絶対お腹だと思ったのに正解は寸胴でした。そしてピアンジのスリーサイズは120-120-105だそうです。
あっという間にクイズは終了してしまい、その分質問コーナーで多めに答えて下さいました。

<質問コーナー>

Q1 好きなシーンは?

北澤さん:冒頭のオークションシーン
「ラウルの全てを表現しているから」

塚本さん:ラストシーン
「格子を降りる時の緊張感が良い」

宮内さん:楽屋のシーン
「クリスと交流できるから」
関さんツッコミ!「仮面を掲げるシーンじゃないの?」
宮内さん「あそこは緊張し過ぎるから・・・」

石井さん:ハンニバルのシーン
「歌い上げるのが気持ち良い」

種子島さん:イルムートのシーン
「イルムートのシーンが大好きなので全幕やりたいと思うのに途中で終わってしまうのが残念」
関さんツッコミ!「明日は2回公演なので思う存分歌って下さい」

林さん:ハンニバルのリハーサルに登場するシーンとドンファンの稽古

Q2 旅行に行って印象に残ったところは?

北澤(以下継承略):沖縄
「オフで行った沖縄の時間の流れがスローな感じが良かった。劇団はすごいから(身振り手振り)時間軸が違うっていうか。喉を壊して(!)静養に行った時だったから癒された。」

喉を壊したなんて大丈夫でしょうか・・・?それにしても北澤さんのテンポに私が癒されました。

塚本:シチリア
「山と海の自然がすごい」

宮内:北海道の函館
「旅公演で初めて行った。食べ物も美味しい。」
関「何食べたの?」
宮内「大きなハンバーガー」
関「ハンバーガーかよっ。他には?」
宮内「回転寿司行きました!」

石井:高知(去年オンディーヌで旅公演)
「温かい人柄が充満していて良かった。また行きたい。」
関「次は巡礼で」

種子島:ハワイ
「気候が良くてのんびりできる。」

林:李香蘭で行った中国各地・シンガポール
「彼の地で日本の技術の素晴らしさを改めて目の当たりにして感激した。」

Q3 失敗談を教えて下さい

北澤「ラウルをやっている時にカーテンコールですっころんだ。それも1日で2回(マチソワ)も!皆さんが感動している時にすいません。

自分に逆切れしていて「なんでここで転ぶんだよ、オレ!」みたいな感じ。かわいいのなんのって!こういう考え方、素敵ですよ!北澤さん。

塚本「(普通の)階段で転んで骨折して5ケ月(?)休んで今週復帰したばかりです。」

ひゃー、大丈夫ですか?舞台に立てなくても後輩指導をしていたそうです。

宮内「オペラ座のラストシーン怪人のマントを剥いだ後にマントを踏んづけてしりもちをつきました。」

石井「キャッツ(の目チカ)で暗闇の中走って、階段があると思って足を出したら階段が無くて親指をつき指した。舞台は本当に危険なんです。」

本当ですよね。いつもあんなに暗いところを全速力で走ってるのがすごいなぁと思っていました!デュト様の目チカは2階だそうです。メモメモ。

種子島「ハンニバルの登場シーンでスタンバイする時マイクを付け忘れ、2~3分遅れてしまった。」

林「マスカレードでドンファンの楽譜を受け取る時、変化球で投げられて突き指をしてしまった。あの楽譜結構重いんですよ。手袋をしているので滑らないようにいろいろ考えています。」

Q4 役者さんは喉を大切にするためにあまり話をしないと聞きましたが本当ですか?

石井「青木さんがうるさいんです。相手をしないといけない。」

関「真ん中の楽屋にぎやかですよね」

種子島「私はこんなに五月蝿いカーラは初めてと言われました」

北澤「具合が悪い時は別だけど」 ボソッ

結論「みんな結構喋ってるよね。全然UP(発声練習)いらないって感じ。そんなに気にしません。」

Q5 ラウル役者さんによって髭をつけていたりいなかったり。どうやって決めるんですか?

北澤「自分の判断ではなく床山さんとか衣装さんがバランスを見て決めます。」

関「つけてないのは佐野さん、幹二さんも最近つけていないよね。つけてるのは?」

北澤「やなぴとか・・・」

関「貫禄だしたい人がつけるの?」←ちょっとうろ覚え

北澤「床山さんにそろそろ外したらとか言われる。ぼくもおっさんになったら・・・。」

よく考えるとひどい事言ってませんか?!北澤さんっ。

Q6 ステージから客席を見るとどこまで見えますか?

林「スポットライトが当たっているとほとんど見えません。」

最前列のお客さんがいきなり質問!
「2階一番後ろのC席でスタンディングしているのは見えますか?」

林「客電がつくと見えます。カテコの時はC席の方の表情まで見えます。誰が1番に立ったかもわかります。」

Q7 着メロは何ですか?

北澤「ジュピター」
関「歌ってみて」
北澤「りりりりぃ~」

わかんないし!

塚本「四季の人からかかってきた時は「オペラ座の怪人パンクバージョン」」by自作「デデデデ・・・って感じです」

宮内「ジブリが好きなので「魔女の宅急便です」」
北澤さん笑顔でツッコミ!「歌いなよ」

石井「バイブにしてる。でも待ち受けは愛犬(ミニチュアダックス)のロビン」

この後犬話つづく。話したかったらしい。

種子島(力強く)「六甲おろし」
関「阪神の話していいですよ」

種子島さん、いかに昔からの阪神ファンか語る。

林「普通のベル音でストラビンスキーのメロディー。ストラビンスキー、ダイスキーなんです。」と朗々と歌う。
関「シャレですか?」

林さんはフランス語も中国語も堪能で(中国で中国人に間違えられるほど)、超博識で、音楽が大好きで素でアンドレそのものって感じでした。そうそうラウルのことを‘シャニュイ’と呼んでいたのが印象的でした。

最後に「オペラ座の怪人ミュージカルアカデミー」終了証と記念品の紹介。
冒頭のオークション時のメイク、衣装をつけた天野さんがしゃれこうべの入ってる箱を持って出てきて「記念品はこれでございます」と言って取り出しました。関さんは天野さんをいじりたかったみたいなのにすたすたと戻ってしまって。。。クールだわ?!

間違ってる記載もあるかもしれませんがお許し下さい。すっごく楽しかったのだけど伝わるかなー。とても充実したオフステでした。終了はなんと18:00!!終演後のお疲れのところ長時間にわたりありがとうございました。

<海・13回目>

2006/08/11(金) | 四季-レポ | トラックバック(-) | コメント(-)

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