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大人になったのよ!

「壁抜け男・・・恋するモンマルトル」を観に行きました。半年振りの自由劇場。小さくて贅沢な空間で観るフランスミュージカル。以前この作品を観た時に実は寝てしまったとちょっと前に告白したのだけど、今回はもちろん大丈夫。とっても面白かったです。

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今までの四季の作品とは一風変わった感じで派手さはないけど、じわっーと染み込んでくるような不思議な面白さ。‘面白い’と言ってもけっして単純な‘楽しさ’というわけではなく(否‘楽しい’んだけど)なんというか本当に大人の為のミュージカルという感じ。日本で大ヒット、ロングランするような作品ではない、とは思う。でもとっても素敵な作品でした。これがフランスのエスプリという奴なのね!こんな事を感じるようになったなんて私も大人になったものだわ。否、じゅうぶんいい歳なんだけど(笑)

この作品のポイントは俳優のレベルの高さ、音楽、舞台美術かな、と思います。

まず、俳優さん。
出演されている12名の役者さん全てがそれぞれ芸達者で、歌がこの上なく上手。それぞれのキャラが本当にぴったりしっくり。狭い自由劇場を占める歌声の密度の何と濃厚なこと!つくづく贅沢極まりない。
特に主演の石丸さん。色々な作品で拝見しているけど、これほど演技力と歌唱力を感じた作品は無いかも・・・。情けなくて、かわいくて、切なくて、たまりません。とにかくすごいよ!石丸プリンス!!
そして「オペラ座の怪人」のファントムで印象深い高井さんが、横暴でいじわるで超利己的な悪役を面白おかしく演じていらっしゃいました。まさに新境地ですね。
それに大ベテランの丹さん、八百屋で娼婦の役。こりゃまた、すごい存在感。際どいセリフを言ってるのにいやらしくないところがポイント。かわいい♪と思わせちゃうところがすごい!
他の出演者の皆さんもそれぞれ素晴らしいのだけど、限が無いのでこの辺で。

そして音楽は「シェルブールの雨傘」のミッシェル・ルグラン作です。
(なんかお洒落な感じがするでしょう?)
サイドの席を3列まで削って作ったオーケストラピットでピアノ、リード、パーカッションの生演奏が舞台を進行させます。ストーリーが歌で進んでいくので演奏は休む間もありません。ピアノの楽譜をめくる音がちょっと荒々しく感じたけど、ゆっくりめくる余裕なんて無いのでしょうね。カーテンコールの時に演奏者の3名も舞台に上がって挨拶をしますが、そんな舞台観たことありません。それだけ「壁抜け男」ではこの生演奏が舞台と一体だという事でしょう。これが録音だったら楽しさ半減だと思うもの。

最後に舞台美術。
とっても凝ってるのです。ドアからソファが出てきたり、時計がちゃんと動いていたり、バラがいつの間にか咲いていたり。舞台装置を動かすのが手動だったりするところがまたほのぼのして良いのです。俳優さんが歌いながら自然に引き出したり、コートの中にテーブルをたたんで仕舞って消えたり。フランス語がわかるともっともっと色々面白いのだと思うのだけど、壁に書いてある看板の文字にもちゃんと意味があるみたい。いつの間にか文字が変わっていたり。見所満載!渋谷画家が描く劇場の絵にはどんな意味があるのかなぁ?人生はお芝居の様なもの、という事?ううむ。あ、この絵も冒頭は真っ白に線がちょっとの状態が終わりには完成しているの。面白~い。

内容としては「全ての人を幸福にするミュージカル」と謳っているけど、最後は壁を抜けられなくなってしまうのに・・・何で?というのが疑問でした。主人公デュティユルは壁を抜ける力を得て、そんな自分に自信と勇気を持ち、心が自由になる。だけどイザベルに恋をしてしまう事で心の自由が無くなってしまった、というのが壁に閉じ込められてしまうラストの言いたい事なのかなぁ。壁から出られなくなるけど、私は悲しくは無かった。イザベルがデュティユルを追って壁に入っていくことで、デュティユルとの恋の不自由さに一緒に閉じ込められたのだと思う。恋愛って束縛されて面倒な一面もあるけど(←結構束縛されたいタイプ)、だからってそれが不幸な訳ではないでしょう?だからやっぱり二人は幸せなんだなぁって思ったのです。

カーテンコールでは石丸さんが指先をくちびるの前に当てて拍手を止めて指で小さく指揮をして「みなさん一緒に歌いましょう!」って。それも平日のマチネなのに2回も!もちろん唄いましたよ!楽しかった~♪♪もう一度観に行きたいなぁ・・・でも自由劇場高いんだよなぁ。。。(涙)

普通の人間 まじめな役人 平凡だけれど 人生はそういうもの
趣味はささやかに 心あたたかく 派手さはないけど 僕の人生
人生は素敵 人生は素敵 人生は最高!

じーーーん。



今日も劇場でお友達にお会いしました。ちょっとだけしかお話できなかったけどHさんにはまたまた大阪土産の「Tabit秋号」を頂きました。どうもありがとうございます。秋号には「マンマミーア」ビル役の松浦さんのインタビューが載っています。千秋楽までにもう一回くらい大阪にも行きたいなぁ。


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それから今日のチケットを伝書鳩していただいたTさんとはお昼からご一緒させてもらいました。Tさん経由で涼太スキンブル(笑)から届いたラブレター☆
「僕が恋したのはきみなんだよ」
きゃー。(イタタ・・・)
くすぐったいけどとっても嬉しくて、これ宝物です。



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終演後は汐留の「都路里」でパフェを食べながらまたおしゃべり。平日だと比較的空いていてそんなに待たずに入れました。この後さらに食い倒れツアーの予定があるというのに無謀な私。でも美味しかった!



そして、食い倒れツアーにつ・づ・く

2006/10/04(水) | 四季-レポ | トラックバック(-) | コメント(-)

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